約3,200㎡の竹林を切り開いて、15区画の住宅分譲用地を開発した案件です。

物件情報を入手した2018年は、熊本地震から2年が経ち、益城町から隣接の熊本市東区に移住する方が多いタイミングでした。

所有者の方から「相続した竹林の管理に苦労しているので売却したい」という相談をいただき、現地へ赴いたところ「昼でも薄暗く、近隣に住む人も落ち葉で迷惑しているだろうから、竹林を取り除けば住みやすい住宅地に生まれ変わらせることができる」と確信し、事業をスタートさせました。

法令上の制約により全体を一気に開発することは出来なかったため、竹林の一部を購入して開発することとしましたが、購入しなかった部分についても所有者からの同意をいただいたうえで、全体的に伐採・伐根を進めたことで、以前とは見違えるように明るく、開けた場所へと変化し、周囲に住む方々からも喜んでいただきました。

一つひとつの不動産に歴史と物語が存在します。代々受け継がれ、沢山のご縁が繋ぎ合わさることで生まれた新しいマチ。人びとの幸せな未来を紡いでいく『まちづくり』に関わることができた経験は、私たちの新たな財産となりました。

これからも「安心・安全に暮らすことができる」「次世代に愛される大切な場所」をつくり続けていきたいと願っています。